立川志ら玉の現場主義日記

-志ら玉ブログ- 落語家・立川志ら玉の何も事件が起こらない日々

9月5日(木)のらく里

明け方の激しい雨で、何度か起こされる。
窓閉めたり大慌て。

8:30起床。
あまり眠れず。

雨のなか西巣鴨大正大学
師匠が特別講師勤める短期講座の授業。
10:50から正午過ぎまで、師匠の講義聴講。
映画の中の表現についての話多し。

13:10から、「弟子による実技」として一席勤めさせていただく。
ここでの落語は一昨年、昨年と続けて三回目。
毎年生徒数や雰囲気が違う。
女子生徒多し。
真剣に聞いてくれているのがよくわかる。
もっと気軽に聞いた方がおもしろいよー。

がじら「たらちね」
らく次「紙入れ」
らく里「目黒の秋刀魚」
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クリエイティブライティング、って何?

午後、雨上がる。

東銀座。
新橋演舞場夜の部。
久しぶりの芝居見物。

「不知火検校」。
勝新の映画でお馴染み。
歌舞伎では三十数年振りの由。

富の市、後に検校・幸四郎
前半はベスト。
私が見た幸四郎の役では一番良かった。
盲人という陰の役を「陰」のコミカルさで演ず。
勘三郎の法界坊を思い出す。こちらは乞食坊主という陰の役を「陽」のコミカルさ、だった。
だが後半、検校に出世してからはいつもの幸四郎っぽい芝居に戻っちゃった。並。

彌十郎と亀鶴の悪役兄弟。
彌十郎さんは勿論だが、亀鶴も好演。
この人、最近何見ても良く、すっかりいい若手脇役になった。

「馬盗人」。
三津五郎膵臓の病で休演。
代演翫雀
柄には合っているが、踊りになると矢張りいまいち物足りない。
三津五郎が復活させたこの演目、前に見たことあれば尚更。

巳之助。
踊りのなかで歩く動きが三津五郎によく似ていた。
今までそう思ったことなかったが。
こういうことになり、巳之助の張り切りだろう。

元々翫雀の役、その代演橋之助
意外な感あったが、田舎者が良い。

しかしこの童話チックな間抜けな大道具と扮装は改めて欲しいものだ。
もう少し何かあるだろ、といつも思う。

帰宅。
早起きしたので眠い。
食事しながら缶ビール二本飲んで就寝。