立川志ら玉の現場主義日記

-志ら玉ブログ- 落語家・立川志ら玉の何も事件が起こらない日々

9月6日(金)のらく里

11:30起床。
体が疲れて重い。

下北沢・Geki地下Liberty。
謎のキューピー「異常暮色」観劇。

夕方、池袋・文芸坐
長谷川伸特集。
入れ替わり時に杖ついた高田文夫先生お見かけする。
見終えてお帰りになるところだろう。

「一本刀土俵入り」。
マキノ雅弘監督。
加東大介の駒形茂兵衛と越路吹雪のお蔦。
ヤクザになってからの加東大介が滅法格好良い。

「いれずみ半太郎」。
マキノ雅弘監督。
大川橋蔵丘さとみ
原作の「刺青奇偶」、芝居で見たことある筈だがこういう筋だったか。全く覚えてない。

二本通して見て、マキノ雅弘の上手さ再確認。
古川ロッパの日記によると、戦後すぐの彼は重度のヒロポン中毒。
撮り終えた作品が訳わからないものになっていて弱ったという由の記述有り。

帰宅し、読書。
そのロッパ日記戦後篇。
昭和二十七年八月十二日より。
「日記のための人生といふものがあっても可笑しくはあるまい。人生そのものより日記がすきなら、此の世に不幸は無いことになる。日記さへつけさせて呉れれば。」
自らの日記中毒を皮肉りながらも、満更ではない様子。
そんな日記中毒者の日記が面白くない筈がない!
この戦後篇ももうすぐ読み終わる。