立川志ら玉の現場主義日記

-志ら玉ブログ- 落語家・立川志ら玉の何も事件が起こらない日々

錦秋十月大歌舞伎

某日、新橋演舞場にて昼の部観劇。
 
午前11時開演の昼の部。
宵っ張りの私は、いつも起きられるかどうかが一番の心配。
この日もやや寝不足気味ながら開演ギリギリセーフ。
 
「頼朝の死」
新歌舞伎。
源頼家梅玉、尼御台所政子…魁春、畠山重保…錦之助、小周防…孝太郎という配役。
魁春、威厳ある芝居。
二代将軍の苦悩を描いた芝居だがこういうのを見るとよく徳川将軍は十五代も続いたなと思う。
 
「連獅子」
三津五郎・巳之助親子による御馴染みの舞踊劇。
親子といっても先々妻との子だが。こういう関係も珍しい。
毛振りも息が合っていた。
 
「加賀鳶」
鳶の頭・梅吉と悪役按摩・竹垣道玄の二役を團十郎
二役といっても鳶の出番はほんのちょっと。
按摩の道玄を好演。
あまり團十郎のやらない役どころだが、コミカルなシーンもあり違和感も含め面白かった。
玉川平太朗先生の勝新のモノマネっぽい動き。
 
 
私の行ったこの日は大向うが少なくやや寂しかったなぁ。