三日間連続公演の楽日。
「お若伊之助」「庖丁」の二席。
落語という表現の幅広さ、奥深さを再認識。単純に感動している自分を発見。
たまたま今読んでいた本は阿佐田哲也「次郎長放浪記」。
阿佐田小説に似た空気感が凄く格好良かった。
師匠の高座を袖で見ていて「落語」について初心に気付かされる。
ここ一、二年やや深刻に考えていた私自身の落語に対する迷いというか悩みというか…、そういうものの糸が少しほどけた気が。
やはり家でぐじぐじ考えていても所詮狭い視野。
師匠方や先輩、いや後輩であっても生の高座に接することで気付かされることは多い。
高座を袖で学ばせてくれる落語界の「勉強」という制度に感謝してもし尽くせない。
終演後の打ち上げ、イタリア料理屋でご馳走になる。チーズ、ピザ、ワイン等全て美味。
そばで談春師匠のお話をじっくりきかせていただく。
師匠、本当にありがとうございました。
また勉強させていただきます。