立川志ら玉の現場主義日記

-志ら玉ブログ- 落語家・立川志ら玉の何も事件が起こらない日々

読書

本を読む速度が遅い私が先月読み終えた本。                                               
江戸川乱歩「大暗室」                                                         イメージ 1
 
春陽堂版の表紙が好きで古本屋巡りの度に探している。
生まれついての極悪人と生まれついての正義漢の対立・ライバル関係が単純でおもしろい。
乱歩おなじみの、桃源郷=気違いワールド作りに執念を燃やす話が後半の軸に。
 
 
立川キウイ「万年前座」
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いろいろ話題のキウイ兄さんの本。
長いつきあいの私でも知らないエピソードあり。
しくじり話は一般の人には単純に面白く読めると思うが、私は前座当時の自分のしくじり等を思い出したり照らし合わせたり暗~い気分が蘇る。あー恐い恐い。
いかに前座生活というものがストレス沢山の地獄の日々だったことか。
二つ目試験の記述では、もろ当事者の私は一度本を閉じた。
精神的ストレスの少ない、体調の良い日を慎重に選んで再度読み始めたほどだ。
 
とりあえず兄さん、真打内定おめでとうございます!
…って俺らの二つ目内定も取り消されたんだよなぁ…。いかんいかん、また暗い気持ちを思い出してしまった。
是非皆さんも購入してみて下さい。
増刷決まると兄さんからホルモンで一杯飲ませてもらう約束もらってますので。
家元愛あふれる一冊。どうぞよろしく。
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