立川志ら玉の現場主義日記

-志ら玉ブログ- 落語家・立川志ら玉の何も事件が起こらない日々

10月21日(水)の志ら玉

10:20起床。
曇。

昼前に三越前駅
日本橋亭。
昼席に伺い、ご挨拶。

夕方、帰宅。

朝日新聞出版、前田敦子前田敦子の映画手帖」読了。
取り上げられている映画の幅が、一貫性無い多様さで特異な一冊。
文体はかわいいが、それでは隠しきれない(勿論当人は無意識の)染み出る狂気。
一見女の子向けの洒落た映画ガイドブックの体裁故、映画に興味や知識ない御仁には異質さ感じられないだろうが、取り上げられたセレクトの雑食ぶりとその無意識は奇書のレベル。
映画鑑賞分裂症とも言える興味と好奇心。
私も映画に没入し出した高校生の頃、ジャンル問わず、何だかわからないまま片っ端からビデオ見ていたことを思い出す。
が、それにしてもセレクトに一貫性があったと比して思う。
また、DVDや試写会での鑑賞だけで、「映画館」という場に興味を持たない自称「趣味は映画」人種を私は全く信用していない。
寧ろそんな「映画好き」は軽蔑しているが、前田敦子にはそれが感じられない。
信用おける「映画気違い」、と本書から感じる。

5時就寝。