立川志ら玉の現場主義日記

-志ら玉ブログ- 落語家・立川志ら玉の何も事件が起こらない日々

8月19日(月)のらく里

13:30起床。

久しぶりの「らく里の二階芸術鑑賞部」活動日。
木馬亭前で、倉庫の二階席亭氏と待ち合わせ。

「浅草・木馬亭・夏祭り」。
今回お目当ては節劇。
16時の部を鑑賞。

先ず演芸コーナー。
トリは、はたのぼる先生。
久しぶりにお姿を拝見させていただく。
いつも袖からだったので、正面から舞台見させていただくのは恐らく初めて。
十数年前初めてお会いした時からおじいさんだったが、更におじいさんになっていた。
ネタ全て知っているが、笑ってしまう。
雰囲気と間。
頭がアンパンみたいになっていた。

仲入り後、節劇「名探偵・金大上小路こうじの事件簿 牡丹灯籠殺人事件」。
節劇とは浪曲と芝居合わせたもの。
戦前からあったものとか。
おそらく、節劇というジャンルとしてきちんと形態化されたようなものではなく、ドサ廻りでや場当たり企画的なものとして行われていたものではないかと推測。

浪曲協会からは東家浦太郎先生と玉川太福さん、東家一太郎さん。
そして浅草21世紀のメンバー。
作演出は稲田和浩先生。

浅草21世紀新座長・大上こうじさんが、鋭いツッコミで難事件を解決する名探偵(!)金大上小路こうじ(!!)役。
大上さんの太石好美さんに対するアドリブでのセクハラツッコミが最高。
給湯室に連れ込んでしまうのではという臨場感。

劇中劇で節入りの牡丹灯籠。お札はがしの場。

節に合わせた真木淳先生の当て振り動作は、まさにコメディアンの動き。
今こういう動き出来る芸人何人いるのだろうか。

刑事役の玉川太福さん。
西部警察の大門ばりのサングラスかけた扮装で節うなるのが面白かった。

私は節劇この日初めて見たが、今回で数作目。
稲田先生には是非ライフワークにしていただきたい。

終演後、東家一太郎さんに勉強会ゲストのお願い。
快諾していただき、有り難い。

倉庫の二階席亭氏と、浅草芸人御用達せんねんそばにて飲みながら感想語る。
二、三時間諸々話して気持ち良く解散。

帰宅後、いつの間にか寝ていた。
かなり飲んでいたようだ。