立川志ら玉の現場主義日記

-志ら玉ブログ- 落語家・立川志ら玉の何も事件が起こらない日々

8月29日(土)の志ら玉

晴。

正午起床。

 

講談社香川照之市川中車 46歳の新参者」読了。

聞き書きの構成という書。

氏の芝居と人生に対する真面目さと、マゾヒズムとも受け取れる追い込み方が伝わる。

その生真面目さから来る「野暮」が、先日見た「生世話物」脇の役どころとの対極故、あの芝居の違和感かと分析、理解。

「生世話」という、「小粋」で「小気味良い」虚構特殊江戸世界でのアンサンブルな「遊び」が見たいのに、一人ガチガチで「リアル」な心情のみを提示されても、それは「遊び」の世界のぶち壊しとなる。

それならば無理と思われている「時代物」に挑む方が、氏の性分に近いのでは。

確かに「小栗栖の長兵衛」は、野暮が通じる芝居であった。

 

夕方、湯島。

上野広小路亭へ勉強に。

 

帰途、中野の「松のや」で食事。

まいばすけっと」で買い物して、帰宅。

 

2時半就寝。