晴。
正午起床。
聞き書きの構成という書。
氏の芝居と人生に対する真面目さと、マゾヒズムとも受け取れる追い込み方が伝わる。
その生真面目さから来る「野暮」が、先日見た「生世話物」脇の役どころとの対極故、あの芝居の違和感かと分析、理解。
「生世話」という、「小粋」で「小気味良い」虚構特殊江戸世界でのアンサンブルな「遊び」が見たいのに、一人ガチガチで「リアル」な心情のみを提示されても、それは「遊び」の世界のぶち壊しとなる。
それならば無理と思われている「時代物」に挑む方が、氏の性分に近いのでは。
確かに「小栗栖の長兵衛」は、野暮が通じる芝居であった。
夕方、湯島。
上野広小路亭へ勉強に。
帰途、中野の「松のや」で食事。
「まいばすけっと」で買い物して、帰宅。
2時半就寝。