立川志ら玉の現場主義日記

-志ら玉ブログ- 落語家・立川志ら玉の何も事件が起こらない日々

10月13日(日)の志ら玉

晴。

台風一過。

正午に起きる。

 

夜の稽古と着物準備。

 

夕方、西武新宿。

末広亭中席夜の部出演。

落語芸術協会末広亭興行の立川流枠。

三度目の五日間出演となる初日。

18時上がりで、「目黒の秋刀魚」。

終わった後謎の疲れがどっと出る。

前回出演分のワリを頂く。

 

帰宅し、夕飯食べて、仮眠。

 

祥伝社文庫、稲田和浩「そんな夢をあともう少し」読了。

書き下ろし時代小説であり、小説デビュー作。

第一話のお弔いから始まる構成が映画的。

時代考証が細部に行き届き、落語面での勉強にもなった。

特に「千住」の噺をする際などは読み返したいと思わせる情景。

文芸評論家大矢博子氏の解説読むまで気付かなかったが、橋本左内西郷隆盛らしき人物の挿話。

この様な巧みな仕掛けが色々とあることだろう。

細やかな手間が掛かっているのが感じられる。

登場人物の一人「瀧川鯉弁」という噺家の存在は、著者ならでは。

 

トリ根多稽古。

 

5時就寝。