立川志ら玉の現場主義日記

-志ら玉ブログ- 落語家・立川志ら玉の何も事件が起こらない日々

8月18日のらく里

早起きし、観劇。
新橋演舞場「八月花形歌舞伎」第一部。
11時開演なので10:45頃入場す。

例年八月は勘三郎座頭による人気公演だが、本年は病気の為休演。
しかし息子の勘太郎七之助はじめ、福助橋之助扇雀獅童らいつものメンバーでも充分やっていける布陣。
この日も満員。

「花魁草」北條秀司作の新歌舞伎。
江戸の安政地震後が舞台。
東日本大震災後の現在とだぶり、被災した悲惨さがリアルに感じる。復興への希望湧く内容もある。
大部屋役者から人気役者になる幸太郎役・獅童。この人、時代・世話共に基本下手だが現代劇に近い新歌舞伎だと巧い。
映画やドラマで見るといい芝居するのに、歌舞伎だと見ててイライラすることよくある。しかし本作では爽やかな青年振りを好演。
年増女郎・お蝶の福助。こういう役本当に巧く、ニンにあっている。
出世の妨げになるので女が身を引くという、元ストリッパーの奥さんと欽ちゃんのエピソードみたいな話。

「櫓のお七」。
八百屋お七七之助
客席降りて練り歩くサービス有。
本当に綺麗な娘演じているのだが、人形振りになるとふと男を感じてしまう。
この辺りは経験か。
雪化粧の舞台で涼を得る。

満足して演舞場後に。
来週見に行く第三部「乳房榎」も楽しみ。

ランチやっている東銀座の居酒屋にて昼ご飯。
サバ味噌煮定食。
某ブログにてお薦めの店だったが本当に美味しくてよかった。
しかも、ご飯おかわり自由。おかげで食べ過ぎてしまった。

漫画喫茶にて時間つぶす。
メールチェックしたりブログ見たり。
遅ればせながら「ブブカ」読む。
平■綾写真。
週刊プロレスの小島記者がももクロの記事書いていて驚く。しかも名文。

一駅なので歩いても行ける距離だが、暑さで汗かくの嫌って地下鉄で新橋に移動。
やや時間あったので烏森口の怪しい裏通りを探索。
この辺の店こうなってたのね。

内幸町ホール「志らく一門会」。
出番無いがチラシ入れと勉強に。
師匠、連日の芝居稽古で随分お疲れの様子。

帰りの電車、なぜか逆方向に乗る。
本読んでいたのでしばらく気付かず、白金高輪まで行ってしまった。
どうやら私も疲れているようだ。