立川志ら玉の現場主義日記

-志ら玉ブログ- 落語家・立川志ら玉の何も事件が起こらない日々

1月17日(水)の志ら玉

晴。
10時起床。
午前中に起きて、宅配便を待つ。
 
昼前、その勉強会チラシ到着。
 
上野広小路亭にチラシ置き。
 
池袋。
15時半、グランドシネマサンシャイン池袋ヴィム・ヴェンダース監督「PERFECT DAYS」。
2023、日・独。
役所広司主演。役名「平山」は、「東京物語」平山周吉から。それはあの「髭」からも窺える。
小津安二郎を敬愛するヴィム・ヴェンダースが、現代に「平山周吉」が生きていたら、を撮った作品と認識。
作法に則った様な毎日同じムーブの繰り返しに、禅の修行僧を想起。
また一見平凡な日常の中での幸せの見つけ方は、悟りを得た老僧の様(笠智衆!)でもある。
映画が始まり、先ず画面サイズが昔の「スタンダードサイズ」だったのが驚いた。これも小津作品へのオマージュ。
そして脇役が豪華。石川さゆり田中泯三浦友和他。
東京公衆トイレマップでもあり、東京東側名所図会でもある(浅草地下街、隅田川沿い遊歩道、電気湯等)。
現代日本人が真っ先に振り捨ててきたそれらの「東京」こそ、海外の文化人から見て、最も日本の魅力(「小津的」)に映るのであろう。
しかし日本人がこの映画を見たとしても、最早大半の層はその「日本の魅力」に全く気付けないのであろうな、と(「浅草地下街」よりも「ドン・キホーテ」!)。
 
池袋の「ユニクロ」立ち寄る(後に、「PERFECT DAYS」そもそもの企画案は、ユニクロ柳井氏の公共トイレプロジェクトからだと知る)。
セーター二着とシャツ一着購入。
 
テレビ東京、坂道三番組録画視聴。
 
2時半就寝。