立川志ら玉の現場主義日記

-志ら玉ブログ- 落語家・立川志ら玉の何も事件が起こらない日々

1月13日(土)の志ら玉

晴のち雨、一時雪。
7時半起床。
 
黄金町。
毎年新年に呼んで頂いているお寺さんにて、檀家さんに向けての一席。
数年振りに檀家さんの食事会も復活し、賑やか。
権助魚」。そして玉すだれ。
高座終わって、御住職から宗派に因んだ玉すだれ口上の工夫を御教示頂く。
来年はそれでやらせて頂きます!ですからまた呼んで下さい。
 
浅草。
駅降りて浅草寺境内を歩いていると、暗雲立ち込め、雹が降ってくる。
 
16時、木馬亭、浅草21世紀一月公演。
久々の浅草21世紀。約一年振りか。
稲田和浩先生脚本の芝居ということもあり見に来た。
悪天候と遅めの時間の興行ということもあるのか、客席薄め。
演者もしきりにそこをいじっていた。
 
第一部、演芸。
顔付け、力の入れ方共に、昔に比べて明らかにパワーダウン。
今後猪馬ぽん太さんから関遊六さんに司会者が変わるという衝撃の発表有。
 
第二部、軽演劇。「歌って踊って浮かれてブギ!!」。
稲田和浩台本・演出。
レビューやSKDや国際劇場、そして紙芝居といった大衆向け芸能をベースとした上での「浅草讃歌」。
チャップリンの「キッド」を思わせる戦後直ぐの浮浪児とのストーリーが出色。
単なる「人情喜劇」でなく、限り無く「ナンセンス喜劇」に寄った「人情劇」である。そこが稲田先生らしさ。
大変良い心持ちで小屋を出る。
 
1時半就寝。