立川志ら玉の現場主義日記

-志ら玉ブログ- 落語家・立川志ら玉の何も事件が起こらない日々

8月23日のらく里

昼過ぎ家を出て池袋へ。
打ち合わせなのできちんとした格好でと思いジャケット・革靴着用。

この度母校落研先輩の息子さんがご結婚。
有り難いことにその披露宴司会を仰せつかる。
横の関係・縦の関係には本当に助けられております。

14時より式場にてその打ち合わせ。
初めて新婦とお会いする。
本番まであと10日ほど。
とにかくお二人共準備が大変そうだ。

打ち合わせ終了し、夕刻東銀座に移動。
建て直し中の歌舞伎座そばのSUBWAYに入り腹拵え。
ふと着ていたジャケット無いことに気付く。
地下鉄網棚に忘れたのだ。
日頃めったに着ないジャケットなのに電車に忘れるのは二回目。
最近傘もよく置き忘れる。
二十代前半にはこんなこと一度もなかったのに…。

18時より新橋演舞場にて「八月花形歌舞伎」第三部観劇。

「宿の月」。
橋之助扇雀が夫婦の舞踊劇。
新婚から年経るごとに恐妻に。その妻の愛情試すため賊が入ったと一芝居打つといったストーリー。
コミカルで面白い。

怪談乳房榎」。
勘三郎の十八番を息子勘太郎で四役。
勘三郎そっくりの台詞廻し。ここまで真似出来れば将来安泰だ。
下男正助役は勘太郎独自の愛嬌がある。
早替わりも見事。
お関演じる七之助も人妻の色気と魅力出ていた。私は人妻好きなのでよくわかる。
獅童の磯貝浪江、やはり一枚二枚落ちる。
勘太郎七之助獅童だとどうも正月の浅草歌舞伎みたいでスケール小さい。
橋之助クラスが磯貝浪江やれば、勘太郎もう一つ大きな芝居出来たかも。
オープニング、茶店のおかみに小山三さん。声が元気そうで安心。

帰りに駅で、さっきの忘れ物を問い合わせ。
銀座駅から新宿駅まで忘れ物取りに行く。
とりあえず見つかって良かったが、どっと疲労出る。

横溝正史「悪魔の降誕祭」読了。
私は江戸川乱歩好きだが、横溝正史は初めて。
シナリオ的な印象。映画で当たったのもよくわかる。

深夜「宮澤佐江リッスン?」聴取。
きっと優しいいい子なんだろうなぁと勝手に妄想。