立川志ら玉の現場主義日記

-志ら玉ブログ- 落語家・立川志ら玉の何も事件が起こらない日々

9月9日(水)の志ら玉

晴。

正午起床。

 

渋谷。

14:10、ヒューマントラストシネマ渋谷高橋栄樹監督「僕たちの嘘と真実 Documentary of 欅坂46」。

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2020、東宝

バックステージで起きたことの衝撃のみを売りにせず、本来「本業」である筈のステージ上のパフォーマンス映像で感動と衝撃を与える作りになっていたのが素晴らしい。

後日コメント読んだが、監督曰く「ライブ映像」のみの音楽映画として作ろうと思っていた、とのこと。

デビュー直後の初々しい姿が映る前半。「欅坂46」というパズルがバラバラになるという結末を知って見ているからこその哀しさがある。

インタビューで石森虹花が語る「崖の淵で、皆で手を繋いで立っているかの様」な状態になるグループ。誰かが体勢を崩せば皆で奈落の底に落ちる、その恐ろしいバランス。

「ガラスを割れ!」ライブ映像での平手友梨奈、花道を飛び六法を踏むが如く疾走する姿が最も印象的であり、後に明かされるその行動に衝撃受ける。

「角を曲がる」他幾つかの平手の踊り、まるでその場で「死んでもいい」と思わせるかの様な彼女の魂の込め方に、ふと先日の玉三郎「鷺娘」を想起。

平手を欠いてのチャレンジ、そしてリスタートに「破壊と再生」、芸の格言で言う所の「守破離」を思う。そしてそれが当作のテーマである。

 

渋谷PARCO屋上のPARCO ROOFTOP PARK、「Gallery of 欅坂46」。

屋外外壁に十数枚展示されたパネル。

屋上を吹き抜ける風がもう秋を感じさせる。

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ふらふらと「幸楽苑」。

生ビールとレモンサワー。

飲みつつ映画を振り返り、ツイッターで感想なぞを呟く。

 

帰途、映画に引きずられ余計なことを考えていた為、山手線車両内網棚に持っていた肩掛けカバンを置き忘れる失態。

青くなりすぐ駅員に届けるも、忘れ物センターに回収されるまではわからないとの回答。

それでは終電後になってしまう。

山手線逆回りに乗り、先程乗っていた電車の大まかな到着時間を計算。

目星を付けた目黒駅で、その電車を待ち伏せ

次々到着する数台を待ち、無事網棚に置きっ放しにされた我がカバンを発見。

乗っていたのが先頭車両でそれを明確に覚えていたこと、そして一時間に一周という非常に分かりやすい山手線だったのが幸いす。

実は昨年も同じミスを犯したので、もう網棚には荷物置かない様肝に命ず。

 

21時半帰宅。

読書しながら、頂き物のすだちをサワーで。

4時就寝。