銀座シネパトスにて「それでも恋するバルセロナ」鑑賞。
見る前にまず一言。
事前プロモーションやCMでエビちゃんとか使って「ちょっとおしゃれな恋愛映画」みたいな感じにしていたがそんな扱いじゃないんだよ!
これはウディ・アレンの新作なんだよ!
確かにウディ・アレン作品は客が入らない。
アカデミー監督なのに一時期ずっと恵比寿での単館上映だった。
だからといってエビちゃんの影響で観に来た奴がウディ・アレンの世界観を純粋に楽しめるのか!?
「セックス・アンド・ザ・シティー」とは訳が違うんだぞ!
良質で、小洒落ていて(おしゃれに非ず)、笑えて、人間を描いている映画を年1本近いペースで量産し続けている監督である。
「ウディ・アレン新作!」のキャッチコピーで充分。
「ウディ・アレン」の文字を極力排除した配給会社のプロモーションに大いに疑問を感じつつ銀座へ。
ペネロペ・クルスが圧巻。
ニューヨークでの物語を離れヨーロッパ舞台の作品を近年撮っているがこのスペインもいいです。
アメリカ文化への皮肉もいい感じになってます。
私のなかでは、ウディ・アレン作品を映画館で見始めるようになった「誘惑のアフロディーナ」(1995年作品)以降の作品はオールオーケー状態。
こうなってくると監督そのものに対する愛情だ。
現在現役監督でそういう状態なのは洋画ではウディ・アレン、邦画では山田洋次のみ。
ウディ・アレン未見ならば一度見てみては。
落語好きなら楽しめると思います。
近年の(90年代以降)私のお薦めは「ギター弾きの恋」(ウディ・アレン非出演)、「さよなら、さよならハリウッド」(ウディ・アレン出演)ですが、いかがでしょう。
最後に一言。
俺はウディ・アレンが好きだー!!