立川志ら玉の現場主義日記

-志ら玉ブログ- 落語家・立川志ら玉の何も事件が起こらない日々

8月1日(水)の志ら玉

晴。
昼前起床。

夜、西武新宿。
映画の日で、二本鑑賞。

新宿ピカデリーウディ・アレン監督「女と男の観覧車」。 
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2017、米。
ケイト・ウィンスレットジャスティン・ティンバーレイク
1950年代アメリカ、コニーアイランドの遊園地舞台。
喜劇と悲劇のどちらでも受け取れるところを喜劇に転ばず、かといって臭い悲劇にもいかず、ギリギリのバランスの綱渡りをしているかの様な演出。
ウディ・アレン長年のテーマの一つである「喜劇と悲劇は裏表」。
喜劇に素直にいかないこの感じ、久々に中期作品(80年代後半)の雰囲気を思う。
しかし、氏の過去作品意識していない層にとっては、笑っていいものか、悲しんでいいものか、という中途半端な戸惑い手に取るよう。

シネマート新宿、鄭義信監督「焼肉ドラゴン」。 

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2018。
キム・サンホ、大泉洋、イ・ジョンウン。
真木よう子井上真央桜庭ななみが三姉妹。
真木よう子の役どころ、これが十数年前なら小泉今日子でも見てみたいと思う。つまり今作の真木よう子で、小泉今日子の系譜を感ず。
大阪万博前後の関西、在日韓国人朝鮮人集落のホルモン焼肉屋舞台。
「きれい」で「無害」な「現代日本人」に都合のいいノスタルジー映画「三丁目の夕日」の裏面、であり厳しさと悲しみをも含む現実のノスタルジー
良作。

2時就寝。