2017、米。
ケイト・ウィンスレット、ジャスティン・ティンバーレイク。
1950年代アメリカ、コニーアイランドの遊園地舞台。
喜劇と悲劇のどちらでも受け取れるところを喜劇に転ばず、かといって臭い悲劇にもいかず、ギリギリのバランスの綱渡りをしているかの様な演出。
ウディ・アレン長年のテーマの一つである「喜劇と悲劇は裏表」。
喜劇に素直にいかないこの感じ、久々に中期作品(80年代後半)の雰囲気を思う。
しかし、氏の過去作品意識していない層にとっては、笑っていいものか、悲しんでいいものか、という中途半端な戸惑い手に取るよう。
シネマート新宿、鄭義信監督「焼肉ドラゴン」。
2018。
キム・サンホ、大泉洋、イ・ジョンウン。
真木よう子・井上真央・桜庭ななみが三姉妹。
真木よう子の役どころ、これが十数年前なら小泉今日子でも見てみたいと思う。つまり今作の真木よう子で、小泉今日子の系譜を感ず。
大阪万博前後の関西、在日韓国人・朝鮮人集落のホルモン焼肉屋舞台。
「きれい」で「無害」な「現代日本人」に都合のいいノスタルジー映画「三丁目の夕日」の裏面、であり厳しさと悲しみをも含む現実のノスタルジー。
良作。
2時就寝。