立川志ら玉の現場主義日記

-志ら玉ブログ- 落語家・立川志ら玉の何も事件が起こらない日々

6月10日(土)の志ら玉

曇。風強し。
14時起床。

文藝春秋清水潔「『南京事件』を調査せよ」読了。
氏制作の話題となった日テレドキュメンタリー番組「南京事件 兵士たちの遺言」は見逃していたので、やっとその内容に触れた形。
放送後の経緯も含め、氏の信念とする「調査報道」で「南京事件」について書き上げた一冊。
本来、ジャーナリストとして「調査報道」は当たり前のこと。
ネットをはじめとした情報量増加や通信機器技術向上に伴い、逆に安易で杜撰な孫引き報道が増えている。事実確認なされていない「フェイクニュース」然り。
南京大虐殺」のルポルタージュは、本書でも触れられている本多勝一の著作で読んでいた。徹底した「現地取材」をベースとしたそのルポは、些末な批判によってその根幹の事実が揺らぐとは全く思っていない。
本多氏と「調査報道」としての基本手法や信念は同じだが、時代違うだけに事件当事者の証言を一から拾うということは困難。
そこで事件当時書かれた軍の日誌や報告書等々に当たる徹底的な裏付け調査をしているが、これは驚異の労力だと察せられる。
在った事実は消せない。
何らかの意図ありきで事実を歪める歴史修正主義との戦い。
清水記者による又々名ルポルタージュ

夕方、歩いて図書館。
返却・貸出。
雨雲出てきたので、ウォーキングは短め。30分。

ミリオン出版後藤祐樹「懺悔」読了。
副題「ゴマキの弟と呼ばれて」。
この自叙伝で、昔からワルだったことはよく伝わる。

銅線窃盗団の件は、当事者ならではの臨場感。
ソニン好きの私としては、EE JUMP研究的にも興味深し。
矢鱈とAV転身の噂が囁かれていたゴマキも、先日第二子産まれたというニュースに接し、あまりにも不幸が多かったので何よりである。

6:10就寝。