立川志ら玉の現場主義日記

-志ら玉ブログ- 落語家・立川志ら玉の何も事件が起こらない日々

5月2日(火)の志ら玉

晴。
10時起床。

午後、高田馬場
早稲田松竹、二番館的邦画二本立て。 
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中野量太監督「湯を沸かすほどの熱い愛」。
2016。
宮沢りえ主演。
起こる現象は深刻・悲惨な出来事ばかりなのだが、画面・キャスト等々ことごとく「綺麗」過ぎて実感湧かず。
現実的な「汚ない」肌触りがまるでなく、結局それが「綺麗事」に見える。
あのオチこそ描きたかったのだろうが(とても良いオチだと思う)、それならその前でもっとリアルに、凄絶に不幸を描かなければ、と感ず。
あんな綺麗な映画に仕上げられてしまったら、オチにクレームつくのでは、と余計な心配までしてしまう。 
しかし、只でさえガリガリ宮沢りえに癌患者の役はどうなのか。
よくそんな役を振ったな、と思ってしまった。
娘役の杉咲花、とてもかわいらしい。

森義隆監督「聖の青春」。
2016、KADOKAWA
早世した棋士村山聖描いたノンフィクションが原作。
松山ケンイチ主演。
ネフローゼの役作りで太った松山ケンイチが、途中からきく麿兄さんにしか見えなくなる。そっくり。
柄本時生インパクトある好演。
染谷将太も良い役どころ。
東出昌大リリー・フランキー
良作也。

ウォーキングがてら歩いて帰る。
いつもとは違う西武線線路沿いに歩いてみるも、やや遠回りしてしまう。
近所の銭湯「新越泉」で汗流してから帰宅。22時。

5時就寝。