立川志ら玉の現場主義日記

-志ら玉ブログ- 落語家・立川志ら玉の何も事件が起こらない日々

8月7日(金)のらく里

11時起床。
「ひるおび」天気予報、江藤愛アナ。
本日も連続猛暑日記録更新。

夕方、東銀座。
芝居見物。
歌舞伎座「八月納涼歌舞伎」第三部。
八月なので三部制。
各二幕、休憩入れて約三時間。
現代人にはこの位の上演時間がちょうどいいのではないか。
昼夜二部制では長過ぎて疲れてしまう。

「芋堀長者」。
橋之助・巳之助・七之助
「十世坂東三津五郎に捧ぐ」と付記された、三津五郎を偲んで彼が復活させた舞踊の上演。
巳之助と三津五郎は、上背も体型も違うのだが、左拳を振り上げた巳之助の踊りの形が父親とオーバーラップ。
ぐっとくる。

祇園恋づくし」。
扇雀勘九郎七之助彌十郎
勘九郎の台詞廻しは勘三郎生前から似てはいたが(特に世話物)、益々酷似。
しかし、似ていることが心地いい、という感覚だけでは無し。
勘三郎の過去映像で稽古している演目だろうから余計に似るのだとは思うが、ちと心配になる。
このままだと単なる父親の影法師になってしまいそう。
亡き父親を強く想うあまり、そっくりに演じることが最良と考える気持ちは、伝統芸能に携わる身としても痛いほどよくわかるのだが…。
扇雀は、京都茶道具屋の旦那と女房の夫婦二役。
女形での京都弁はぴったりなのに、立役になるとわざとらしく聞こえしまった。
江戸っ子と京都っ子の祭自慢の言い争いや、「湯」と「柚子」を間違える方言騒動等、落語「祇園会」と全く同じ趣向有。
21時過ぎ終演。

落合駅
中華屋で遅い夕食。
生ビールと紹興酒、各一杯。

1時過ぎ就床。