立川志ら玉の現場主義日記

-志ら玉ブログ- 落語家・立川志ら玉の何も事件が起こらない日々

8月2日(日)のらく里

11時起床。

歩いて、なかのZEROホール。
師匠独演会勉強に。
13時半開演。
「洒落小町」「火焔太鼓」「あくび指南」「人情八百屋」四席。

終わって、師匠お見送りして、移動。
16時過ぎ、東京テレポート駅
TIFこと「TOKYO IDOL FESTIVAL」。二日目。
屋外ステージのスマイルガーデン。
腰据えて夜まで観覧。

ちょうどDream5が始まるところ。
流石ドルヲタ客、あきらきゅんへの反応が前日のa-nationとは違い、上手く盛り上がる。
妖怪ウォッチ効果で、子供連れヲタも集まる。

以下出演順に列記。

東京パフォーマンスドール
脇あかりさんの表情が、後方からでも手に取るようによくわかる。
いや、あの距離なのでそれは錯覚かもしれないが、よくわかる「気がする」。
よくわかる「気にさせる」力が有る。
メンバー皆スキル高いが、他の子達とは何かが違う、天性の舞台表現力なのか。
努力なのか。
身贔屓故の思い込みなのか!?

・バニラビーン
ああいう曲と芸風故、フェスというお祭りの場に於いて、一見盛り上がっていないように見えてしまうのは、悔しい。
見ている人はきちんと見ている、はず。
バニビは、ドルヲタ達のオアシスであり、終着の浜辺足り得る存在。
落ちるかかる日差しに映る二人は美しく、一服の清涼剤也。
「ハレ」の幸せでなく、「ケ」の幸せとでも云おうか。
今年のTIFでも、タイミングが合い彼女達のステージ見ることが出来、本当に良かったとしみじみ感ず。

・さんみゅ~
熱心な女ヲタ数人が私のそばに居た。
女性が惹かれそうな清潔なかわいらしさはわかる気がする。

ベイビーレイズJAPAN
虎ガーと呼ばれるヲタの一部フーリガン化。
後方で砂煙巻き起こしての狂サークルモッシュやリフト。
私のそばで巻き起こった事態で、距離とって退避。
ステージどころでなし。
結句、無責任に騒ぎたい連中が集まってきただけのことだろう。
彼らには、ベビレに対する想いが有るとは、悪いが思えない。
その狂騒を学生アルバイトの警備スタッフでは止められる筈もなく、無法は放置、そして黙認される。
「悪貨は良貨を駆逐する」。

9nine
一時の平和取り戻すも、次の出番を控える悪名高きパッセン達が集う気配漂い、落ち着いて居られず。
何か起こるだろう直前の嫌な空気。

PASSPO☆
完全に日が落ちたなかで、違法行為のリフト林立。
またペンライトを力一杯上空に放り投げる行為が多発。
さながら花火の如しも、無責任な危険行為也。
これが時間経つごとにエスカレート。
一旦曲を中断し、舞台スタッフからの注意が入る程。
しかし無法行為は止まず。
軽くて細いサイリウムならまだしも、結構な大きさのものも乱れ飛んでおり、当たったら怪我するレベル。
昨年も同じ行為が有り、意図的に狼藉働く輩が集まったとしか思えない。
それはパッセンを隠れ蓑にした実は無関係の暴徒かもしれない。
しかしそのような輩を引き寄せる、またその様な行為を黙認させる雰囲気作っている体質には、PASSPO☆であり、またベイビーレイズJAPANの責任有るのではないか、と思ってしまう。
PASSPO☆は、曲調良いのに其方に注目行かず気の毒。

アップアップガールズ(仮)
混乱は大分治まるも、ノリノリ楽曲につられ荒れた雰囲気は消えず。

Negicco
結句、Negiccoは平和の使者であった。
彼女達のライブ始まるにつれ、悪ノリにより荒れていた空気が徐々に浄化されていく感覚。
しかもマナーに関する注意や示唆する訳でも無く、普段通りのステージを行っているだけなのに、だ。
その歌とダンスのみで暴虐の場を自然に鎮め、平和で支配する。いや、平和でねじ伏せる。
女神の出現により暴力から平和を取り戻していく民衆の喜悦と快感、とでも云おうか。
昨年同所に於いて東京女子流山邊未夢がステージ上から、禁止されているリフト行為をはっきり注意し、喝采を浴びた出来事あったが、それとはまた違った別次元の感動。
それは紛れもなく「芸」による平定だ。
凄い場を見た。体感した。
私は芸の力を信じる。芸の理想を信じる。

四時間滞在。
最後のNegiccoのおかげで、晴れやかな気持ちで帰宅。
日陰に居たが、日焼けしていた。 

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TIFよ、今年もありがとう。