立川志ら玉の現場主義日記

-志ら玉ブログ- 落語家・立川志ら玉の何も事件が起こらない日々

10月8日(火)のらく里

13時、たまむすび起床。

夜。
内幸町ホール「志らく一門会」。
楽屋にて、師匠新著「落語名人芸『ネタ』の裏側」にサイン戴く。

クイツキ兼ヒザで「強情灸」。
今の私にはまぁこんなもんだ。

トリ、師匠「二階ぞめき」。
憧れの噺。
いつかこれを出来る日は来るのだろうか。

終わって皆で天丼食って帰宅。

古川ロッパ昭和日記 晩年篇」、昭和三十一年二月五日より。
森繁が「夫婦善哉」でブルーリボン賞他七つ受賞の祝賀会の日。
以下、ロッパの祝辞。

「由来、日本では、喜劇役者が芸術賞を受けたことがない。日本ばかりでなく、アメリカに於いても、喜劇役者はアカデミー賞を受けてゐない。かの偉大なるチャップリン先生にすら出してゐない。」
 
いかに「喜劇」が、「喜劇役者」が、差別されていたか。
「喜劇役者」がやるものは「芸術」ではない、という扱いだったのだろう。
平成の世。今や「芸術」とも到底思えぬ「お笑い芸人」が全盛。
隔世の感。

朝方生活にすべく、早めに寝ようと思うも、結局AM5時就床。