敬老の日。
晴。
12時半起床。
13時、時代劇専門チャンネル、森一生監督「薄桜記」。
1959、大映。
市川雷蔵主演。
勝新太郎・真城千都世。
名画という前評判を知り見た若い頃には(確か県立図書館のレーザーディスクで見た)全くピンと来なかったが、時代劇見馴れた今では、ストーリー構成も画もとても美しい。
歌舞伎の舞台はどこを切り取っても「一幅の画」にならなければならないと言われるが、本作もそれと同様、どのカットでも絵画となる。
昨今の時代劇によく見られる様な「絵画的なカットを挿入する為に作られた構図」という不自然なものでなく、自然な繋がりの中での絵画的美の連続、である。
大映的「光と影」の美も素晴らしい。
矢張「映画は大映」である。
資料調べで、小林信彦「日本の喜劇人」拾い読み。
渥美清と小沢昭一を対比させた「上昇志向と下降志向」という一章を読む。
近い内に頭から全て読み返したいものである。
連休中に写真展関連で京都に行っていたカミさんが帰ってくる。
21:50、ホームドラマチャンネル、「鬼平犯科帳 THE FINAL『前編 五年目の客』」。
後編の「雲竜剣」は見ていたが、前編はタイミング合わず未見だった為チェック。
脚本の原作は過去作でこすられ過ぎだし、レギュラー陣は老け過ぎだしで、まるで出涸らし。
我慢しながら最後まで見る。
読書して、3時半就床。
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