立川志ら玉の現場主義日記

-志ら玉ブログ- 落語家・立川志ら玉の何も事件が起こらない日々

9月20日(月・祝)の志ら玉

敬老の日

 

晴。

12時半起床。

 

13時、時代劇専門チャンネル森一生監督「薄桜記」。

1959、大映

市川雷蔵主演。

勝新太郎・真城千都世。

名画という前評判を知り見た若い頃には(確か県立図書館のレーザーディスクで見た)全くピンと来なかったが、時代劇見馴れた今では、ストーリー構成も画もとても美しい。

歌舞伎の舞台はどこを切り取っても「一幅の画」にならなければならないと言われるが、本作もそれと同様、どのカットでも絵画となる。

昨今の時代劇によく見られる様な「絵画的なカットを挿入する為に作られた構図」という不自然なものでなく、自然な繋がりの中での絵画的美の連続、である。

大映的「光と影」の美も素晴らしい。

矢張「映画は大映」である。

 

資料調べで、小林信彦「日本の喜劇人」拾い読み。

渥美清小沢昭一を対比させた「上昇志向と下降志向」という一章を読む。

近い内に頭から全て読み返したいものである。

 

連休中に写真展関連で京都に行っていたカミさんが帰ってくる。

 

21:50、ホームドラマチャンネル、「鬼平犯科帳 THE FINAL『前編 五年目の客』」。

後編の「雲竜剣」は見ていたが、前編はタイミング合わず未見だった為チェック。

脚本の原作は過去作でこすられ過ぎだし、レギュラー陣は老け過ぎだしで、まるで出涸らし。

我慢しながら最後まで見る。

 

読書して、3時半就床。

 

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