立川志ら玉の現場主義日記

-志ら玉ブログ- 落語家・立川志ら玉の何も事件が起こらない日々

キンキン芸術鑑賞部(中)

二軒目の店名は「声優のたまご」。
文字通り声優を志す女の子達が働いているという。
場所判りづらく昭和通りをうろうろしやっと発見。

入店したところ先客は一人のみ。
その代わり店の女の子達が10人くらい居て驚く。
後でわかったが早番と遅番の入れ替わり時間帯だったようだ。

コンクリート打ちっぱなしのカウンターのみ15席ほど。
照明が明るいバーの感じ。
女の子は黄色いメイド服風衣装。
ひよこをイメージしているとか。
座るとカウンター越しに女の子がついて飲み物を作ってくれる。
ガールズバーのメイド版といったところか。

女の子がメニューを開きおすすめを説明してくれた。
「おすすめは、玉子かけご飯です。」
っていきなり玉子かけご飯かい!
席亭氏と二人、おすすめを完全無視してカクテルを注文。

まだプレオープンということで手際は悪いが一生懸命レシピを見ながら作ってくれる。
リキュール等材料はかなりちゃんとしていて想像以上に味はよかった。

女の子の質は極端にバラバラ。
歌舞伎町のガールズバーで出てきたらぶっ飛ばしたくなるような面構えの子もいる。
採用した面接官の心の広さに感動すら覚える顔も見受けられ逆に非常に楽しい。
あえて女の子よりバーとしての要素に力を置くという複雑なツンデレ状態を体現しているのか。

小一時間くらいいて帰ろうとした頃にはお客さん半分ほど入っていた。
女の子とマンツーマンでアニメの話とかするお客にはとてもいい店だろう。
…ブサイクがつかなければ。

そして部員二人は三軒目のメイド店に向かっていた。
つづく。