立川志ら玉の現場主義日記

-志ら玉ブログ- 落語家・立川志ら玉の何も事件が起こらない日々

9月1日のらく里

越谷にて第一回「おおさわ橋落語会」。
江戸時代初期から約四百年続く(!)鰻屋「温飩屋(うどんや)」さんにて。
お客さんは落語の後鰻重も楽しめる会なのだ。

「ツーレロの吉幸」こと吉幸兄さんと。
「僕らの席亭」こと倉庫の二階席亭氏の紹介。駅から同行していただく。

らく里「目黒の秋刀魚」
季節ネタ、今年初。一年振りにやるとなかなかペースつかめない…。
いいお客様に助けられる。

吉幸「らくだ」
大ネタだ!流石我が尊敬する兄さん。
真摯な姿勢に感銘。

…ただ、本来の終了予定時刻にはすっかりテーブルに並べられたお客さん用の鰻重が冷めないか心配になってきた。
やはり大ネタ故時間を要する。
しかも食事用の部屋はクーラーがガンガンに効いている。
鰻のピンチだ!

「屑屋もっと早く酔え!鰻が冷める!」
席亭氏と共にお重の温度を気にしつつ落語の進行具合を確認。
もうすぐだ!がんばれ鰻!

無事終了。
鰻は助かった。
温かいベストのタイミングでお客さんに美味しく召し上がっていただけた。

次回は来年二月を予定しております。どうぞよろしく。

最後に鰻格言「串打ち三年 裂き八年 焼きは一生」
落語の世界もおんなじだ。