立川志ら玉の現場主義日記

-志ら玉ブログ- 落語家・立川志ら玉の何も事件が起こらない日々

8月19日のらく里

歌舞伎座「八月納涼大歌舞伎」第一部鑑賞。

噺家の朝は遅い。
その為、映画のモーニングショーや芝居の昼の部は現場に行くのがまず一仕事なのだ。
この日も開演直前10:50着席で一安心。

まず新歌舞伎「天保遊俠録」。
主役橋之助が好演。
べらんめえ口調のやくざな江戸っ子侍というキャラクター。
どうしても落語の侍というと硬い侍口調に侍言葉という画一的な演じ方になりがちなので勉強になった。
そうだよ。確かにこういう侍もいたはずだ。そうかそうか。
と感心。

子供の将来を考え、嫌な上役達を接待しお役につこうと決心。
なけなしの金を使って宴を開くのだが、あまりに横柄な振る舞いにぶち切れるという話。
嫌なお客でもヨイショしなくちゃいけない経験を持つ我が身を振り返って共感。
こういう風になれれば格好いいなぁ。

お次が「六歌仙容彩」。
踊りの名手三津五郎に、女形福助勘三郎が付き合う舞踊劇。
基本舞踊は好きなのだが、いかんせん1時間45分とは長すぎる!
睡眠不足もありウトウト。
しかし三味線をBGMに寝るのは本当に気持ちがいい。

途中彌十郎亀蔵の官女がスリラーを踊るギャグがあったが、金町18世紀での小谷さんのマイケルを思い出す。
金町18世紀、小谷きよしがわからない人は今月26日開催のキンキンサミットにお越しください(またかい!)。
稽古での小谷さんの動き面白かったなぁ。
本番は来なかったけど(笑)。


その後9月7日開催「WWW」の打ち合わせ、上野広小路亭にて小一時間。
マグナム小林兄、志の吉兄、お囃子の千秋姉さんと。

終了後、単身前から気になっていた湯島のカレー屋「デリー」にてインドカレーを食す。
スープカレーのような本場の水分多い系ルー。
また行こう。
私は水樹奈々ほどではないがカレーが好きだ。
このアルバムはカレー粉で出来ています。出来てません!の水樹奈々だ。
日本風にアレンジされた給食で出てくるようなやつでないインド料理屋のカレーが好きだ。


さらにその後両国亭にて「オールナイトチョメチョメ」を勉強。
倉庫の二階・村田席亭氏と立川吉幸兄さんのすんばらしい会なのだ。
打ち上げにも参加させていただき、ありがとうございました。