立川志ら玉の現場主義日記

-志ら玉ブログ- 落語家・立川志ら玉の何も事件が起こらない日々

4月21日(金)の志ら玉

曇。
8:15起床。
昨夜ライブのスタンディングによる心地よい疲れ。

夕方、小一時間昼寝。

18時着。連日の千駄ヶ谷
東京体育館、「乃木坂46 アンダーライブ」二日目。 
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昨日同様、アンコール込2時間10分。
曲構成は基本一緒。
フィーチャーメンバーが取り上げる各シングル曲三曲は日替わり。
昨日のオペラグラスより精度高い双眼鏡持参した為、三階席だが表情等よく確認出来た。
流れが同じなので、昨日の細かい部分を再確認出来、面白い発見有り。
今まで同じ構成のライブを二回見たいと思わないタイプであったが、乃木坂アンダーに関しては事前からその思い無く、寧ろ楽しみ感じていた。
この心境の変化は何故か。自分でもよくわからない魅力が、当乃木坂アンダーライブには感じられたということ。

本日の「ファンタスティック3」、フィーチャーメンバー三人は、川村真洋佐々木琴子伊藤かりん
琴子さんの日に当たって有難い。
琴子さん、「サヨナラの意味」で生歌パートに挑む。
彼女の性格上全て口パクで通すかと思っていただけに、喜びを伴う驚き。

昨日は気付かなかった「インフルエンサー」での琴子さんの振り、流れる水の様で驚く。
激しい手の動き多用する踊り故、手踊りのキレで激しさを現すメンバーほとんどのなか(というか自然と「激しく」なってしまうと思うのだが)、琴子さんだけ「静」に潜む激しさと云おうか。
合気道の達人の様が、ふと思い浮かぶ。
「ダンスは苦手」と公言している彼女のこと、恐らく無意識に懸命に勤めた結果なのだろうが、ダンスに人柄が現れた最高の表現ではないだろうか。

最後の挨拶では、昨日同様フィーチャーメンバーが一人ずつ時間を与えられる。

かりんさん。
常にアンダー、しかも後列ながら、決して腐らず諦めず自分の地位を作り出したその思いを明るくはっきりとぶつける。
彼女の不断の努力は、外仕事だけでなく、パフォーマンスにも地味ながらはっきり現れていた。脱帽。
ただ彼女の努力・ガッツが乃木坂46というグループにあっては異質に感じてしまう不幸をふと思う。
「松竹大船調」が基調のなかにあっての「東映異常性愛路線」(失礼!あくまで方向性の違いという例えである)的あがき方と云うか。
他グループならばもう少し持ち上げられてもいい筈。
しかし芸能活動を続けていく上で最終的に生き残るは、彼女の様に素直な心を持った上でその様な動き方が出来る人だと思う。

琴子さん。
先ず、当たり障りない感謝の言葉。
これだけで終るのがいつもの彼女であるが、まだ何かを伝えたいという意志を残しつつ、突然の沈黙。
しかもボロボロ泣いている。普段滅多に感情を顕にしない彼女が。
すわ卒業発表か、と思ったのは私だけではない筈。
涙ながらに伝えた言葉は、彼女独自の態度がやる気がないと捉えられてしまい生じた誤解、それに対する戸惑いと謝罪、また自分自身のパフォーマンスの不甲斐なさ、そんな自分を支援してくれるファンへの感謝等。
彼女が己に対する「負」の感情をここまでストレートにさらけ出したのは初めてではないか。
感情表現が下手で、云わば損な性格の彼女。
今まで常に心の底に圧し殺してきたであろう辛い思い。
それを、彼女にとっては一世一代の思いで吐露した勇気を思うと、胸が潰れそうになる様な感銘を受けた。

初日よりも十二人に「チーム」感があった。
昨日より各々自分に余裕が出来たこともあろうが、MCやパフォーマンス中の他メンバーの動きに反応や気遣いの目線を感じた。
私は昨日今日のチケットしか押さえていなかったが、明日の二公演も見たいと強く思った。
あと二回で、この十二人にどこまで更なる一体感が生まれるのか。
四公演通して見てわかること、通して見ないとわからないこと、がある。その気付きを実体験で得られたのは、よい勉強になった。

帰途、東中野駅前の串カツ屋で軽く一杯。
銭湯に寄って、疲れ癒す。

ツイッターで本日公演感想つぶやいたり、ブログで日記更新したり。

5時就寝。