立川志ら玉の現場主義日記

-志ら玉ブログ- 落語家・立川志ら玉の何も事件が起こらない日々

11月21日(月)の志ら玉

曇のち雨。
談志家元命日。
11:45起床。

三ノ輪。
14時より、「櫻川流かっぽれ道場」にて踊りお稽古。
数ヶ月振りで、敷居が鴨居。
中途半端だった「桃太郎」中心に浚って頂く。
今後こそはマメに通おうと、何度目かの決意をす。世間の禁煙者と同じだ。

夕刻、急いで日比谷。
よみうりホール「談志まつり」。
開演直後に間に合い、勉強。

仲入り後の出演者座談にて、家元晩年の高座音源「孝行糖」一部流れる。
与太郎とおじさんの遣り取りだが、その凄さ。
恐らく全編アドリブだろうが、一方の疑問に対し鋭く返し、そしてその矛盾点を突く。そしてまた切り返す。この応酬。
畳み込む会話の深さと、アドリブにもかかわらず咄嗟のスピードに驚愕。
落語登場人物が、アドリブで「落語論」「文明論」を語る構図と成る。
当時その場で通しで聞いていたのでは聞き逃してしまわれがちだと思うが(当時からある種多様されていた形式であったこと、声の聞き取り辛さ、本筋からの「脱線」と認識してしまうと会話内容まで深く考慮出来たか、等)、没後、音源、抜粋で聞くことによる発見、再認識。
談志は偉大だ。今更ながらだが、重ねて実感。

ヒザ松元ヒロ先生。
トリ里う馬師匠「禁酒番屋」。
ぜん馬師匠の「黄金餅」が印象的。

21時半帰宅。
家人、フランス・ベルギーより本日帰国。
軽く晩酌。

1:20、チャンネルNECO、イム・スルレ監督「提報者~ES細胞捏造事件~」。
2014、韓国。

パク・ヘイル。
事実を基にしたフィクション。
小保方事件の大掛かりの様なもの。

3時半就寝。