立川志ら玉の現場主義日記

-志ら玉ブログ- 落語家・立川志ら玉の何も事件が起こらない日々

10月23日(日)の志ら玉

晴。
正午起床。

七つ森書館嵐寛寿郎竹中労鞍馬天狗のおじさんは 聞書・嵐寛寿郎一代」読了。
「大衆スター」アラカンの反骨精神が一本通っている聞き書き
これだけ「オメコ」という単語が多数出てくる本は無い!
しかしどこを取っても必要不可欠の「オメコ」である。
戦前の映画については無知故、後年また新たに読み直したい作。

彩流社、稲田和浩「大人の落語評論」読了。
「落語は江戸後期の平和で豊かな時代ゆえに生まれた平和呆けの産物」というのは至言也。
「爛熟と頽廃」のみで語られがちな江戸後期文化だが、それも平和な世故。
圓丈師匠について書かれた項目が、急に濃厚濃密な筆致となり、グッと引き込まれる。
この体感的な独自の世界観から導き出される評論こそ、正に我等が求める「大人の落語評論」ではないだろうか。
新作落語「里帰り」についての記述。巷間云われる柳昇師作ではなく、実は金語楼師作と知る。

夕方、図書館。
返却・貸出。

18時半、ファミリー劇場AKB48単独リクエストアワー2016」。
80~61位まで。
「小朝公演」で、小笠原茉由中心に玉すだれやっていることをMCで知る。数人で、その実演有。

パソコンいじって、6時に寝る。