立川志ら玉の現場主義日記

-志ら玉ブログ- 落語家・立川志ら玉の何も事件が起こらない日々

7月26日(火)の志ら玉

雨。降ったり止んだり。
未だ梅雨明けせず。
13時半に起きる。

ニュースでは、ずっと相模原障害者施設襲撃殺害事件。
聞いていて、胸が悪くなる時間。

夕方、期日前投票
ウォーキングがてら東中野方面の地区センターまで行くも、想像よりかなりの距離。
往復で、ぐったり。 
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スコラマガジン、八木澤高明「青線」読了。
副題「売春の記憶を刻む旅」。
私も職業上、吉原と江戸四宿については多少の知識有るつもりだったが、それ以外の地については公娼(赤線)も私娼(青線)も殆ど知らないことに気付かされる。
日本各地の遊郭の時代的変遷等興味深く読む。
平安時代室町時代からの起こりがある古い地域も。
「炭坑節」について。一番しか歌詞知らなかったが、実は炭坑街の娼婦の悲哀を歌ったものであった。
全国の青線を辿りながら、小平義雄・福田和子・阿部定大久保清等の犯罪者にまつわる話が絡み合ってくるのがユニーク。
ただ「青線」に対する作者の絶対的なスタンスが見え難い為、チープな文学的感傷に浸っている風な箇所在り。
更なる社会的考察加えたドライなルポルタージュに徹すれば、本書にも触れられていた上原善広著「日本の路地を旅する」に比する傑作ノンフィクションの一冊になったのでは、という思い有り。

DMのハガキをプリント。

5時半就寝。