立川志ら玉の現場主義日記

-志ら玉ブログ- 落語家・立川志ら玉の何も事件が起こらない日々

5月19日(火)のらく里

11:15起床。

「ひるおび」天気予報、高城亜樹

昼、赤坂。
打ち合わせ。

夜、東高円寺
セシオン杉並にて行われる談春師匠の独演会を勉強に。
「短命」「百年目」、二席。
「百年目」に新演出数ヶ所。

歩いて帰宅。
40分程。
もっとかかると思っていたが。

東良美季「東京ノアール」読了。
副題「消えた男優 太賀麻郎の告白」。

ノンフィクションかと思って読み始めたが、太賀麻郎への取材を基に、彼を主人公とした一人称の「小説」。
ノンフィクションを期待していたが、内容的にはその期待を裏切られることなく長編を読み終えた。
太賀麻郎の活躍期は、私がAV見始めた時代より若干前に当たる。

エピローグ中、作者のエロ本編集者時代の述懐が抜群に面白い。
その中より、「批評とはまずはその文章であり、エンターテインメントだということだ。」。
それを学んだ小説内の登場人物でもある奥出哲雄(小説内では赤木晴彦)に言われた言葉として、以下長い引用
「君は小林信彦の書評や川本三郎の映画評を読むだろう。俺も好きだけどさ、でも、だからと言ってその対象である本なり映画なりをすべて読むか、観るかと言えば違う。君もそうじゃないか?つまり彼らの批評が優れているのは、それだけで独自に成り立っているということだ」。

2時過ぎ就寝。