立川志ら玉の現場主義日記

-志ら玉ブログ- 落語家・立川志ら玉の何も事件が起こらない日々

1月30日(木)のらく里

8:45、早起き。

日暮里駅待ち合わせ。
イベント等手掛けるYさんに誘っていただき、座禅。
夏以来か。久々。
座禅中、眠気催すこと有り困る。

正午前に終了。
昼ご飯をご馳走になる。
Yさん行きつけのトルコ料理屋・ザクロ。
お腹一杯。
いつもご馳走様でございます。
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せっかく外出したので映画。
新橋文化。
新橋駅ガード下の昔ながらの名画座
昔は公開間近なハリウッドメジャー系作品群が多かったが、最近気付いたら独自の洋画ラインナップになっていて、同館に面白さを感じている。

フリッツ・ラング監督「外套と短剣」。
1946年製作。
ゲーリー・クーパー
早起きと昼食にいただいたビールの為か、前半寝てしまう。
戦争背景のスパイ物。

ドン・シーゲル監督「ダーティーハリー」。
1971年製作。
クリント・イーストウッド
音楽が格好良い。
殺人鬼役のアンディ・ロビンソンが強烈。
後日調べたところゾディアック事件をモデルにしているとか。
ゾディアック事件そのものにも興味が湧く。

銀座線で末広町
越後そばで腹拵え。
チェーン系立ち食いそば屋では好きな方。
麺はよいが、つゆが甘め。

19時、秋葉原アソビットシティゆるめるモ!
女性客比率高く驚く。

「ゆるい」というコンセプトだが、というよりダラダラしている印象。
この日初見の私には大して良い点見つけられず。
それでもかなりのお客入っていたり、T-Paletteからリリースしていたりと、このあたりは何故なのかまだよくわからない。
何度か見直し、再評価する必要認めた上での意見だが、アイドルブームの残滓かとも思う。

彼女達以外にもそのようなギャップ感じるグループは多い。
プロレスでいうと、UWFFMW以降のインディー団体ブームによって、その団体やレスラーの実力に見合った以上の人気や集客がついてしまった。
結果的にそれが更なる粗製濫造を生み、プロレス自体が極端に駄目になってしまった。

それを教訓とすると、実は今こそ観客やマスコミの正しい批評眼が求められている。
…とは思うが、そんなものは全く期待出来ない現状ということもよくわかっている。
俯瞰すると、あらゆる「ブーム」とは全てそんなもので、それが「ブーム」なのだろう。

そう考えると、ここ十年に「落語ブーム」というものがあったとすると、そのブームにまつわる副作用はそれほどは生まれていないのではないか。
落語にたかろうとするハイエナ共を生んだことと、入門希望者の高齢化を招いたことくらいか。
まぁそもそも「落語ブーム」とは「ブーム」といえる程の規模でもなかった為、揺り返しが少なかったともいえるが。