立川志ら玉の現場主義日記

-志ら玉ブログ- 落語家・立川志ら玉の何も事件が起こらない日々

10月11日(金)のらく里

13時起床。
勉強会前日。

部屋に居ても蒸し暑い。
ニュースによると三十度超えとか。
どうかしてるぜ。

河出書房の「安藤鶴夫」読了。
生誕100年記念総特集、と銘打たれたムック本。

録画していた「あまちゃん」最終回見終える。
最後の二、三週目から興味薄れ気味。
その原因は、ストーリー展開。アキが北三陸に帰ったから。
震災後を東京でどう生きるか、エンターテインメントの力、を伝えることこそテーマとすべきだったのでは。
被災地、そして日本全体に夢や勇気を与える存在であるアイドルや女優が、辞めて「地元に帰ろう」なんて話は、つまるところエンターテインメントの無力・敗北を認めたようなものではないだろうか。
結局東京に行ったのも、ユイちゃんが図らずも言った台詞「単なる思い出作り」だけになってしまったのではないか。
少なくとも私は、思いもよらないようなエンターテインメントからも震災後の活力を得た。
虎南有香のラジオであったり、ももクロであったり、東京女子流の東北在住組であったり、それこそ落語であったり。

しかし、前半・中盤の面白さの最高風速は、流石宮藤官九郎であった。
一番好きなシーンは、若き太巻が、春子の歌収録を録音室から呆けた顔で眺めているところ。
古田新太のあの顔は出来ない。
あのカットは、回想シーンでも何度か出てきたが、見る度いつも涙ぐんでしまう。

明日の着物・持ち物等用意。
客入れ・客出しCDを想定していたものから急遽「小泉今日子」に変更してみる。