立川志ら玉の現場主義日記

-志ら玉ブログ- 落語家・立川志ら玉の何も事件が起こらない日々

5月18日(土)のらく里

12:45起き。
TBSラジオ・土曜ワイド、最後だけ聞く。
今週も永さんは無事でした。

午後、家を出る。
横浜へ向かう電車、各停から特急への乗換をぼーっとしていて乗り過ごす。
最近電車でこういうこと多い。
降りるべき駅通過してたり、乗換気付かなかったり。
老化による集中力の低下だ。

その為開演直前に会場到着。
横浜BLITZ東京女子流
「『約束』ツアー」追加公演。
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指定席なので楽だ。
開場時間気にせずのんびり行けるし、集中して見られる。
真正面半ばの席で視界良好。
またしてもスクリーン有りで至れり尽くせり。

予定開始時刻18:15ちょい押しでスタート。
舞台や衣装、主要なセットリストの流れは初日のZepp東京と同じ。

初日と同じく、オープニング登場した新井ひとみはやはり天使のようだった。

声帯炎だった中江友梨の歌唱も復活。
だが休養明けだけに心配もある。
Zepp東京で歌の調子悪かった小西彩乃共々、親のような目線で見守る。
また山邊未夢も、表情あまり優れず、体調良くなさそう。
こちらも心配しながら見つめる。
序盤から入れ込んで見る。

そして中盤。
MCの間、庄司芽生が袖にはけたきりなかなか戻ってこない。
あれ?
舞台ではいつも通り笑顔で歌い踊っておりわからなかったが、体調悪いのか。
むしろLiarのリミックスバージョン曲中では自信満々で、後光が差しているように見え、その成長にドキッとしたものだった。
同じく山邊未夢も、MC間袖にはけることあり気にかかる。
庄司芽生は、ほぼ全MCの間長時間戻ってこず、その間を中江・新井・小西でほとんどつなぐという異常事態。
中江さんが頑張って廻し、新井ひとみが一生懸命話をしようとしていたのが印象的。
その為か、普段苦手で短いMCがやけに長時間に。

そんな状態で後半に。
ライブ二時間過ぎ、最後のタームに入ってすぐ、曲中序盤で庄司芽生突如袖に引っ込んでしまう。
結局そのまま戻ってこられず。
曲はどんどん続くなか、四人で何の打合せもなく数曲、庄司芽生パートを埋めることに。
おそらく当人達は必死だろうが、阿吽のチームワークで大きな違和感は感じさせなかった。
見ている側は、心配と戸惑いと応援と感心で感情移入MAX。
胸を打つ場になった。

アンコール前の一曲残した所でマネージャーの佐竹氏入ってきて、状況説明。
庄司芽生体調不良により、アンコール無しで次が最後の曲となるという発表とお詫び。
あんな場面見た後で誰がそれを非難出来ようか。
心配の方が先に立つ。
異論挟む筈も無く、最後の「約束」も四人で歌い切った。

四人の健闘と庄司芽生の無事を願った大きな拍手で幕切れとなる。
計二時間半以上。
時間的にも内容的にも、最後にあやをつけた形になった以外は全く問題無し。

前半から思い入れ込めたライブとなった。
今までの東京女子流のイメージは、クール・過保護・高レベルで安心して見ていられるパフォーマンス、等々。
決して泥臭い感情を入れて見る様なグループでは無い。
そんな女子流に今ツアーでハプニング含みとは言えこんなに感情移入してしまうとは。
「物語」に感情移入して見るタイプのグループでは無かったが、結果的に今最も感情移入してしまうグループになってしまった。
運営側による作為的に与えられた「物語」ではない、観客側が自ずと読み取ってしまう「物語」。

最年少記録を打ち立てた昨年末の日本武道館公演まで比較的順調に進んできた筈の彼女達。
険しい道と高い壁を越えていくこれからが本当のストーリー。
「武道館の向こう側」にこそ本当の東京女子流がある。
「物語はここから始まる」。

オールスタンディングと違い、がっくりくる疲労感無く帰宅。
録画していた「ウォール街」鑑賞。
1987年作品。オリバー・ストーン監督。
チャーリー・シーンマイケル・ダグラスと後年すごいことになってしまう俳優二人を使っているのは慧眼。
マネーゲームの狂気が二人によって表される。