立川志ら玉の現場主義日記

-志ら玉ブログ- 落語家・立川志ら玉の何も事件が起こらない日々

12月8日のらく里

12:10起床。

日生劇場にて、坂東玉三郎特別公演「日本橋」観劇。
泉鏡花作で、新派で劇化された作品。
玉三郎高橋恵子松田悟志・永島敏行という主要俳優。

高橋恵子があんなに細くて若々しいとは。
初め彼女だとわからなかった。
玉三郎は男に甘えたり、修羅場があったり、気が狂ったりと見せ場多い。
やりがいのある大役だろう。
ただ陰気な話のうえ展開が唐突なところがあり、さらに鏡花の美文調台詞を現代劇的な感覚で演じるところがあり、トータルで見るといまいち。
特に男優陣が新派的匂いがせず、しっくり来ない。

夜。先日八起さんでお土産にもらったお肉で焼肉。
美味!腹一杯!

正雀師匠のCD「鰍沢」を聞いて勉強。
正蔵師匠ベースに円生師匠テイストが加わっている。

先日倉庫の二階席亭氏から戴いた吾妻ひでおの漫画「地を這う魚」読了。
トキワ荘的青春ストーリーを、ほのぼの幻覚的シュールな絵で見せる。
奇書にして名著。