立川志ら玉の現場主義日記

-志ら玉ブログ- 落語家・立川志ら玉の何も事件が起こらない日々

9月12日のらく里

まだ薄暗い明け方、寝苦しくて目が覚める。
汗びっしょり。
Tシャツ着替えてまた寝る。
ムシムシうんざり熱帯夜状態だ。

10時起床。
準備し、西巣鴨大正大学へ。

同大学で師匠が、ここ数年特別講師として学生に講義をしている。
その一コマ「実技」として、弟子が日替わりで落語をやるのだ。
夏休み中に数日通う短期講座というやつだ。
私も昔、単位足りなくて特別講座取ったことあったなぁ、と思い出す。

学生さん達は朝一の授業でまず家元の「らくだ」DVD見て、その後私、っておかしいだろっ。
前座のらく人と二人で一時間超やらなければならないという時間的な制約もある。

学生は、女性10人、男性2、3人という感じか。
女性が多いのが意外だったので用意してきたネタを再考す。
さらに前回実演したこしら兄さんは、ほとんどフリートークだったという(マクラに非ずw)。
どうすりゃいいんだ!?

前座らく人「狸札」。
皆真剣にメモとりながら聞いている。
…うーん。

落語の「内容」については師匠がたっぷり話すだろうから、私はまず落語・落語界の「形式」について黒板使ってお話しす。
徐々に雰囲気ほぐれてきたところで、いくつか小噺重ねて「転失気」。
二人で計一時間強。
試行錯誤しながらも、何とか楽しんでいただけたかなと思う。

その後、師匠いらっしゃり別教室にて講義の時間。
来ていたらく太・らく兵・がじら・らく人と共に私も聴講させていただく。

生徒それぞれの感想を書いたプリント読む時間になり、私についての感想も。
概ね良く書いていただき有り難い。
流れで私の話になる。
「落語講座なんかしないで自分のやりたいネタをズバッとぶつければいいんだ」との師のお言葉。
まさにその通り。
自分の気の弱さ・自信の無さを見透かされる…。

終了後、師匠をお見送りし、とげぬき地蔵商店街・ときわ食堂へ。らく太・らく人と。
まだ夕方なのにそこそこのにぎわい。
らく人は全く飲めないので定食。
私とらく太はビールからお茶割り。
定食屋だけあってつまみが豊富なのが嬉しい。
軽目で解散。お疲れ!

帰宅後コンビニで買った東スポをパラパラ。
月曜日掲載の「大空遊平かほりの紙上夫婦漫才」。
ほんとにつまらない。

0時過ぎ早寝にす。