立川志ら玉の現場主義日記

-志ら玉ブログ- 落語家・立川志ら玉の何も事件が起こらない日々

8月13日のらく里

午前起床。
午後、某落語会勉強に。

夕方両国に移動。
「両国寄席」出演の為。
両国亭にて毎月1~15日まで行われている円楽党主催の寄席。
吉幸兄さんの代演として初めて出させていただく。

大学時代の友人が群馬から見に来てくれる。
そして、お盆休みの為かお客さんの入りがいい!
椅子を追加で出す程。

生のお囃子で上がるのはテンション高まる。立川流の寄席では普段お囃子さん入らないので。
三本目の出番で「転失気」。
反応いいお客様で気持ち良い。
一カ所、押すべきところを抜かしてしまった。
そこあればもう少し笑いの手助けになったのに。

残って最後まで勉強させてもらう。
普段めったにご一緒しない落語協会の扇治師匠や正雀師匠も出演。
高座拝見出来有り難い。

扇治師「麻のれん」珍しい噺。生で聴いたの初めてかもしれない。
正雀師「四段目」流石現代芝居噺第一人者のお師匠さん。
大体芝居の筋説明する大半の部分が独善的になりがちだが、親切なのに決してお客に媚びる訳ではない。
しかも本格的な仕種と台詞廻し。
愛楽師「宗論」愛楽イズム炸裂の高座。思わず笑っちゃう。
マジックのマギー隆司先生挟んで、トリ円福師「お菊の皿」兄さんとは新作系の会で一時期よくご一緒していた。久しぶりに高座拝見す。

終演後、よく行くモツ焼き系飲み屋に群馬のO君とそのご友人と三人で乾杯。
友達少ない私にとって彼は貴重な存在だ。
わざわざ年に数回見に来てくれる。

そもそもO君とは大学のゼミ仲間。
彼はゴリゴリの体育会系・柔道部で超文化系の私とは本来なら絶対友達にならないはず。
しかし、どういう訳か趣味と気が合った。
柔道部にしては珍しく洒落が効き、互いにシティーボーイズ竹中直人つげ義春好きで話しが合った。
そして二人とも酒好きでよく飲み歩きいろんな話をしたものだ。
安いバーを見つけてきて一時期はのべつそこに通っていたっけ。
そんなO君も現在は高校教師で相変わらず柔道部、今は顧問をしている。

彼は前日飲み過ぎて二日酔いだったそうだが、ここでもガンガン飲んでいた。
そしていつもながら時間ギリギリまで飲み、終電間際で帰っていった。
達磨のお菓子をもらう。
また東京に来る時には連絡を。そしてまた飲もう!

良い一日になった。
 
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こちらが、いただいた上州だるまチョコチップクッキー。
空き箱の達磨は貯金箱にもなる。う~ん、エコ。