晴。
午前中強風。
8時起床。
東銀座。
11時、歌舞伎座、「猿若祭二月大歌舞伎」昼の部。
「十八世中村勘三郎十三回忌追善」の副題付く。
「野崎村」。
お光、鶴松。抜擢に応え、張り切る。初々しい田舎娘。
久松、七之助。
お染、児太郎。
久作、彌十郎。
お常、東蔵。
「釣女」。
大名某、萬太郎。
上臈、新悟。
醜女、芝翫。
「籠釣瓶花街酔醒」。
中村屋兄弟共に初役。
八ツ橋、七之助。愛想尽かしの場、良し。力演に、花魁の揺れる気持ちが伝わる。
繁山栄之丞、仁左衛門。以前同役で見た際より瑞々しく格好良く見える。歳を考えたら化け物である。
田舎者の下男治六、橋之助。なかなか。
有楽町まで歩く。
お次の予定まで二時間半有り、時間つぶしで久しぶりに献血。
有楽町献血ルームにて、400ml。
2015年7月、新橋演舞場収録。
シネマ歌舞伎の三枚セット回数券の期限切れ間近故、実は大した興味も無く見に来たが、傑作。
そして脇役人物の掘り下げ方の深さと各人見せ場作りの多さ。
片岡亀蔵、最後の最後まで見所沢山。
こんなに活躍する萬次郎さん、初めて見た。
宗之助、前半だけの出番だが、自ら美味しい役に高めた感。
彌十郎、どんでん返しも有る実悪の役どころ。
ただ過剰なツケ打ちが気になった。ああも本来性を損なう多用では、いざという見せ場で効果半減。
劇場にまでは足を運ばない趣味外の作品でも、シネマ歌舞伎等で見られる機会あれば出来るだけ見ておくべきだなとつくづく思った次第。
帰宅後、遅い夕食。
鮪のアラ汁を作る。
3時半就寝。