立川志ら玉の現場主義日記

-志ら玉ブログ- 落語家・立川志ら玉の何も事件が起こらない日々

5月6日(金)の志ら玉

晴。
10時半起床。
 
冬青社川戸貞吉「初代福助楽屋話」読了。
明治三十四年生まれ、六代目雷門助六門下というからどれだけ古い方かわかる。
三代目三木助、八代目柳枝、八代目可楽等と同期ということで、界隈の昔話多数で大変興味深い。
僅かに先輩だと思うが「文楽師匠」と言っているところから、その尊敬の度合いが伺える。
名古屋に於いて初代立花家橘之助との交流があり、その生の芸談が読める。
正岡容とナントカッてえ絵画きと三太楼(後の古今亭甚語楼)の三人が、大阪からドロンして名古屋へ」来た時のエピソード有。名古屋で「ダンス芸者の歌子」として売れていた花園歌子氏のことも。
また、七代目円蔵の聞き書き本が如何にいい加減かという鋭い指摘有。
貴重な証言、資料となる一冊。
 
図書館。返却、貸出。
行き帰りでぶつぶつ稽古。
 
2002、米。
交通事故を起こした二人の一日の運命の変化。
人間の心の善と悪の綱引きが繰り返される様な心理描写が上手い。
 
事務作業。
 
2時就寝。