立川志ら玉の現場主義日記

-志ら玉ブログ- 落語家・立川志ら玉の何も事件が起こらない日々

8月11日(水)の志ら玉

晴。

10時半起床。

 

西武新宿。

新宿武蔵野館、松本壮史監督「サマーフィルムにのって」。

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2020。

伊藤万理華主演。

 

単なる「青春映画」という枠内に押し込めておくには勿体無い傑作。

青春映画であり、コメディであり、時代劇要素あり、SFであり、恋愛映画であり、インディーズ映画的でもある。

しかしその本質は、敢えて「ギャグ映画」だと見た。

細かい気になる点(特に「時代劇」周りに関して)が、これはギャグ映画なのだ、と認識した瞬間から、そのもやもやが雲散霧消し映画にグッとのめり込めた。

 

ラストシーンの、伊藤万理華演ずるハダシが、体育館のスポットライトの下、座頭市の居合いで突き進む殺陣に唸る

これは「個人PV」である。

彼女が持つ最大の武器「個人PV」的映像演出を生かした凄いラスト。

 

全てを貫くテーマは「映画愛」と「映画讃歌」。

今や最も廃れた映画ジャンル「時代劇」と今の売れ線「恋愛キラキラムービー」を対比させることで、「分断」から「寛容」へと映画そのものを昇華させていく。

「未来には映画は存在しない」の言葉にハッとさせられ、そのリアルさに思わず涙ぐんだ。

 

南阿佐ヶ谷

ラピュタ阿佐ヶ谷長門裕之特集。

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今村昌平監督「果しなき欲望」。

1958、日活。

中原早苗渡辺美佐子

小沢昭一西村晃殿山泰司のクセ強役者揃い踏み。プラス加藤武

 

ゴミ捨てして、5時半就寝。

 

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