立川志ら玉の現場主義日記

-志ら玉ブログ- 落語家・立川志ら玉の何も事件が起こらない日々

最近の観劇記録

1月24日。
新橋演舞場にて「寿初春大歌舞伎」夜の部。
 
「寿式三番叟」
本来出るはずだった急死した富十郎
当然だが舞台に彼はいない。
息子の鷹之資が一生懸命踊っているのを見て余計悲しみ募る。
お客さん皆天王寺屋の思い出と悲しみにくれているようだ。
合掌。
 
「実盛物語」
団十郎の実盛に、葵御前の福助
実盛の大きな芝居。
 
「浮世柄比翼稲妻」
名古屋山三の三津五郎。葛城太夫・お国の二役福助。悪人不破伴左衛門が橋之助
花魁と下女を同幕で演じる福助が良かった。
脇役だが大家を演じた市蔵も軽くていい感じ。
弟の亀蔵さんはよく注目されているが、兄貴の市蔵さんももっと取り上げてもらいたいなぁ。
 
 
1月27日。
国立劇場にて「通し狂言 四天王御江戸鏑」
この日は千穐楽
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前日遅くまで飲んでいたが昼開演なので早起きする。
ところが開演時間を一時間勘違いしていて早く着いてしまう。
あと一時間寝られたのに…。
 
菊五郎時蔵松緑菊五郎といった座組み。
寝不足の為かほどよく寝てしまった。
でも面白かったですよ。説得力ないが…。
土蜘蛛の宙乗りはやや唐突の感あったが、菊之助の妖艶さは二階後方まで伝わってきた。
あと三味線と鳴り物でAKB48の曲(「会いたかった」と「ポニーテールとシュシュ」のミックス)踊ったりという菊五郎劇団のいつもの遊びも有り。
正月らしい華やかな芝居でした。
 
 
2月3日。
art spot LADOにて「神保町演劇フェスティバル」の神田時来組公演。
映像も使用した三話オムニバスの芝居。
何故行ったかというと浅草21世紀の根本貫一さんと池田彰吾さんが出ていたからです。
倉庫の二階席亭氏と芸術鑑賞部の活動として見に行く。
 
普段ぼんやりしたタイプの貫一さんがかなりの量の台詞と段取りを把握していて驚く。
独特の存在感はやはり貫一ワールド。
池田さんは普段木馬亭のお芝居では見せないツッコミが光る。
座長・橋達也先生が乗り移ったかのような鋭いツッコミ芸!
この劇団を見たのは初めてでしたが、「すいみ~」さんという役者が気になりました。
是非貫一さんと絡んで欲しいものだ。