立川志ら玉の現場主義日記

-志ら玉ブログ- 落語家・立川志ら玉の何も事件が起こらない日々

3月9日のらく里

内幸町ホールにて師匠の独演会「志らくのピン」勉強に。
「唖の釣り」「黄金餅」「柳田格之進」の三席。
高座で、師匠曰く全部陰気な噺。
たまたまらしいが確かに…。

トリの「柳田」。
柳田と万兵衛の友情を際立たせる演出。
「あ・うん」のテイスト有り。ふとその1シーンが頭をよぎる。
この日降った季節外れの雪が最後のシーンに花を添える。


終演後、剣道かなりの腕前と噂のらく次に刀の仕種について相談す。
侍の噺で迷っていたところがあったのだ。

実は私も剣の道を志していたことがある。
前座の頃、現雷門幸福兄さん・談奈兄さんと三人でサムライ日本先生のチャンバラ教室に通い、殺陣を教わっていた。
しかし剣の道と月謝の壁は厳しく半年で行かなくなってしまった。
同じ剣士としてらく次に教えを乞うたというわけだ。

らく次による的確な指導。流石だ。
段位を尋ねたところ剣道二級だった。
是非一度道場で立ち合ってみたいものだ。